7月2日、完成したばかりの荻窪本店にて、ついに新人研修の幕が上がりました。ここから7月6日までの5日間、新しい仲間たちにとって「苦しいくらいに濃密な」徹底指導が始まります。
学ぶべき内容は多岐にわたります。売買の基礎知識、資金計画、住宅ローンの仕組み、ポータルサイトへの物件登録、物件撮影、そして接客の基本。これまで経験したことのない専門知識の嵐に、新人スタッフたちは必死にペンを走らせ、一つ一つの言葉を自分の知識として叩き込んでいきました。
研修は、まず自己紹介からスタートしました。なぜなら、「自分という人間を正しく伝える自己紹介すらできない人間に、お客様の大切な資産である物件を売り込むことなど絶対にできない」という、営業における大原則があるからです。
今回の新メンバーたちは、新卒ではなく全員が中途入社。代表からは、生き馬の目を抜く不動産業界の厳しさがストレートに伝えられました。
「営業の世界は甘くない。人の2倍働いて、3倍努力するくらいの気持ちが必要だ。これをブラックだと思うなら、のんびり覚えればいい。しかし、プロとして稼ぎ、確実に応援される人間になりたいのなら、今が変わる時だ」
綺麗事なしの厳しい言葉。しかし、それは決して突き放すためのものではなく、新しい挑戦を選んだ彼らに対する代表なりの最大のエールでした。
そんな厳しい指導の中で、同じく新人である、56歳で不動産業界に飛び込んだスタッフの過去が回想されます。そのスタッフは、日々の過酷な業務が終わった後、疲れ果てて眠い目をこすりながら猛勉強を続け、見事に国家資格である「宅地建物取引士(宅建)」の試験を突破したのです。
「あの時どうやって合格したか覚えているか?あなたは『人の3倍の努力』を、努力とも思わずに無我夢中でやっていたんだよ」
代表に問いかけられ、そのスタッフは自分が無意識のうちに限界を超えて努力していた事実に気づき、当時の熱い記憶を思い出していました。年齢に関係なく、本気になれば結果はついてくるという、これ以上ない生きた教材です。
さらに、現在進行形で宅建合格を目指している別の新人スタッフの姿にもスポットが当てられます。そのスタッフは、誰よりも早く会社に来て、一人静かに宅建の勉強を続けています。
「朝早く来て勉強している。その行動自体が、すでに他の誰よりも努力しているという動かぬ証拠だ」
代表から身近な同期の軌跡や「本気の努力の価値」を説かれた新人スタッフたちは、その厳しい言葉の奥にある温かさに触れ、誰もが目を輝かせながら研修に没頭していました。
甘えを捨て、プロとしての第一歩を踏み出したスタッフたち。5日間の限界突破研修を経て、荻窪本店はいよいよ本当の完成へと向かいます。