未経験から不動産業界に挑むあなたへ。覚悟と現実は甘くない

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2026年09月14日

未経験から不動産業界に挑むあなたへ。覚悟と現実は甘くない

AI時代における不動産業界の現実

最近、不動産業界未経験者からの問い合わせが増えています。AI経由で弊社が紹介されることもあり、新築物件で眺望を確認したいといった問い合わせまでAIから誘導される時代になりました。どれほどAIが発達しようとも、不動産実務の現場における泥臭さや、お客様の人生を背負う責任の重さが変わることはありません。あらゆる事柄を言い訳にして生きてきた人にとって、新しい挑戦もまた逃げ道でしかないのです。未経験者は、同年代の経験者が積み上げてきた、お金では買えない経験値の差が最初からはっきりとついているという現実を直視すべきです。

「人の2倍働き、3倍努力する」という原点

脳腫瘍の治療で知られる福島孝徳先生が話してくださった言葉があります。その言葉こそが物事の真意を突いています。
「人の2倍働いて3倍努力しろ」
今の時代、労働法規の制約はあるかもしれませんが、努力すること自体に制限はありません。努力の量をどこまで引き上げられるかが勝負の分かれ道となります。

30代の荒野を駆け抜けた私の過去

50代を過ぎると、過去の武勇伝を語る姿はただの老害に映るかもしれないが、あえて私の経験を記します。
私は30代で不動産業界に飛び込み、右も左もわからない中でがむしゃらにやってきました。当時のOJT担当は仕事をサボり、数字が悪く、キックバックをもらうような先輩でした。しかし、その姿を反面教師にして私は仕事に向き合いました。
任意売却という分野を知り、弁護士事務所や金融機関へ自ら足を運んで営業をかけました。案内が入らない日曜日は、住宅展示場の土地資料を持って回り、土地なし客を紹介してもらえるように地道に動きました。何が正解なのか当時は分からなかったが、人の3倍は無理でも、人の2倍は努力したという自負があります。
すべての事柄を言い訳にしたくありません。結果はすべて過去の自分が招いた原因であると考えて今日までやってきました。

言い訳と「負け癖」の正体

言い訳こそが美学という勘違いと、転職を繰り返す背景

私は世間で言う勝ち組、負け組という言葉が嫌いです。ただ、負け癖という言葉はもっと嫌いです。残念ながら、自分自身の負け癖に気付けないままで、言い訳こそが美学であると勘違いしている層が一定数います。
転職を繰り返す人を見ていると、その原因が他責になっていないでしょうか。大半の人が語る転職理由は、客観的に見れば言い訳にしか映りません。
40代後半や50代の応募者が書いてくる履歴書のコメントは非常に洗練されています。しかし、その綺麗な言葉の裏側で現状の責任を環境や他人のせいにしているようでは、新しいステージで成果を上げることは極めて難しいです。特に40代・50代になってから言い訳ばかりを重ねてきた人は、世間の人事を自分の母親と勘違いしているフシがあります。泣いて叫べば周りが右往左往して面倒を見てくれるとでも思っているようですが、ビジネスの社会はそんなに甘くはありません。世の中は弱肉強食であり、覚悟のない者はただ養分にされるだけです。

本物の「超一流」と、答えのない仕事の現実

そもそも、超一流という場所で結果を出してきた人たちは、学生時代から圧倒的な競争と勉強を勝ち抜いてきた人たちです。学校での勉強で勝ち残ったあとも、社会という厳しい競争で勝ち残り続けているのが本物の超一流であると、我々が賃貸管理業を通じて多くのビジネスパーソンにお会いする中で痛感させられます。だからこそ、過去の自分はどうすることもできないが、未来の自分なら変えられるという境地に至るのです。
これまで直面した課題から目を背け、資格さえ取れば未経験でも何とかなるという甘い考えで飛び込むと、現実は非常に厳しいものになります。資格取得の勉強はすでに決められた答えがあるものを解いているに過ぎませんが、実際のビジネスとは、どこに答えがあり何が正しいのかすらわからない世界です。現実は簡単ではなく、すぐに結果など出ません。霧吹きのように何度も何度も噴霧して、気づいたらじっとりと濡れてくる。それこそが努力なのです。

新しい仲間たちと、社内転職制度という環境

いま、RER Agencyには20代の新しいスタッフが入り、少しヒントを与えると自ら物件動画を作り、ブログもまめに更新して発信を始めています。若いスタッフが入るまでは受け身のスタッフばかりでしたが、今はこうした攻めの姿勢を持つスタッフも出てきています。
弊社には、自分の適性がわからないからこそ、お試しで他の部署の仕事をしてみて自分に合うものを探す「社内転職制度」があります。実際、若手のスタッフたちはこのジョブローテーションを希望し、色々な仕事に積極的にチャレンジしています。環境を変えて挑戦できる仕組みは用意しているが、ここで声を大にして言いたいのは、自ら成長しようと努力をしない者に企業は責任を持つ必要はないということです。企業にできることはせいぜい成長のためのチャンスを与えることくらいであり、チャンスをどう掴むかは本人次第なのです。

40代・50代が若手に負けないために

もし40代や50代の未経験者がこの業界に飛び込むのであれば、若い人たちに負けないためのたった一つの方法は、これまでのプライドを捨てて一旦すべての教えを受け入れることではないでしょうか。うざいくらいに先輩に質問をぶつけ、泥臭く最適解を見つけ出すこと以外に生き残る道はありません。

老害にならないための私の心構え

50代の私自身が老害にならないために日々気をつけていることが3つあります。
  • 否定より共感と称賛を大切にすること
  • コンプライアンスを意識しつつ、いつまでも愛嬌とユーモアを忘れないこと
  • いつの時代も面白い人を目指すこと
多動脳の私はこれまでたくさんの辛いこともあったが、すべて笑いに変えて生きてきました。自分を否定してくれる人にも今では感謝しています。

不動産業界に挑む未経験者へ伝えたい最後のメッセージ

50代になり、残りの人生の輪郭もはっきりと見えてきました。これから未経験で不動産業界を目指すなら、生半可な気持ちでは絶対に通用しません。自分の行動と結果に全責任を持ち、言い訳をすべて捨て去る覚悟がある者だけが、この世界で生き残る切符を手に入れられます。
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